4月21日(金)、喜多方市立上三宮小学校「みらい創造科」令和5年度 第1回目の授業をおこないました。
前半は金谷先生から、今年度1年間かけてどんな勉強をするか説明してもらいました。
今年度の授業はPBL(Problem Based Learning = 課題解決型学習)とし、地域の課題をプログラミングで解決していきます。
課題は「上三宮のまわりには、ツキノワグマ、イノシシなどの動物が住んでいる。動物たちは、畑の野菜やくだものを食べたり、たまに人を襲うこともある。」とし、それを1年間かけて解決するプログラムを作っていきます。
また2回目の授業からさっそくプログラミングチームと映像チームにわかれ、それぞれの課題を解決していきます。
その後、田村先生から著作権や肖像権の説明をしました。AIでつくったものに著作権はあるのか、著作権が切れるとどうなるか、など事例を交えて説明しました。
またクリエイターとして大事なことも解説しました。
後半は遠藤先生のプログラミング授業でScratchとChatGPTを組み合わせて質問するプログラムを作成。
プログラムができたら、さっそく児童からChatGPTへの質問タイム。どんな質問をしたらどんな答えがかえってくるか、それぞれ児童のPCで試してもらいました。
さらに今度はMicrosoft BingのImage Creatorを使って、AIに絵を描いてもらいました。
まず田村先生からお題で「喜多方ラーメンを描いてもらうには、どんな特徴を伝えればいいか」とお題を出し、児童たちが1人1キーワードをあげていく。
上がったキーワード「中太縮れ麺,醤油味,チャーシュー,ネギ,煮玉子,チョコレート,生クリーム」
ちょっとふざけたのもありますが、予想できない絵を描いてくるのがAIの面白いところ。描いてもらった絵がこちら。
喜多方らーめんの特徴をとらえつつ、クリームやチョコレートの要素もはいってきました。
その他にも「河童」のお題にもチャレンジしていきました。
最近何かと話題になる対話型AI・生成系AIですが、頭ごなしに利用禁止にするのではなく、良い面・悪い面を理解した上で上手に活用し共存していくのが良いと思います。
特に教育面では「問いによる学び」という新しいアプローチが可能になり、これによって学ぶ側の主体性が向上し、思考の幅も広がることが期待できます。
今回の授業のように、AIが出す答えとそれに対して自分がどう思ったか(正しいか否か)も同時に考えさせることで、より深い学びができるのではと思いました。